環境推進工場

2023年5月 全日本印刷工業組合連合会の環境推進工場登録制度の更新が完了しました。
登録番号は「第t110(4)号」となり、有効期間は、2023年5月1日〜2025年4月30日です。
この制度は環境対応が一定レベルに達した企業に「環境推進工場登録証」を発行し、環境活動を支援するものです。

環境への取り組み

当社は「できることから少しずつ」のエコ活動を行っています。

購入資材の環境配慮

・再生紙(古紙70%以上)を購入している

・古紙リサイクル適正ランクリストA,B適合品の用紙を購入している

・グリーン購入法で定める総合評価値 80以上用紙を購入している

・有害物質の不使用インキ製品(NL規格適合品)を確認している

・古紙リサイクル適正ランクリストA,B適合品のインキを購入している

・低VOCインキ製品(植物油インキまたは大豆油インキ)を購入している

当社のビジネスフォーム印刷は全てUVインキで印刷しています。
UVインキは無溶剤であり、大気中に溶剤を放散する事がなく環境に優しいインキです。また、UVインキは揮発性有機化合物(VOC)を含んでいないNon-VOCインキです。

当社のオフセット印刷は、環境に優しいベジタブルマーク付きのインキを使用しています。
植物油インキマークは、植物油を含有した印刷インキ中の植物油含有量基準を満たした植物油インキに付与できる環境マークです。
植物油とは、再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油が対象です。

※揮発性有機化合物(VOC)とは?
VOCとは揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)のことで、常温で蒸発・気化する有機化合物の総称です。
VOCは健康への被害が懸念されており、蒸発・気化したものを吸入することによって頭痛やめまい、吐き気、疲労感、腎障害などの有害性や発癌性(はつがんせい)などの可能性を指摘されています。
VOCは吸入による肺から取り込まれるだけではなく、目や皮膚の粘膜などからも取り込まれる場合もあります。最近ではシックハウス症候群の主要な原因とも言われています。
廃棄物の適正管理とリサイクルの促進

・廃棄物やリサイクルの処理量の集計を行っている

・廃棄物分別表を作成して分別活動を行っている

・古紙やアルミ回収業者とリサイクルの覚書を締結している

・廃液や廃プラ等の産業廃棄物は、業者と廃棄物委託契約書を締結している

・収集運搬業者と処理業者の許可書を管理している

・産業廃棄物はマニフェスト(産廃管理票)で管理している

・産業廃棄物の置き場には法定の表示を行っている

・回収かごの飛散防止を実施している

・廃ウエスはレンタル業者や産廃処理業者に委託している

電気・ガス・水道の使用量の把握と節電・省エネの推進

・電力・ガス・水道使用量の管理を行っている

・空調の節電管理(冷房28℃ 暖房20℃程度)を実施している

 <エアコンボタン周辺に温度管理掲示>

・空調・冷却設備の保守点検を実施している

・省エネルギー型の空調設備に切り替えている

・空調機室外機への散水装置等、省エネ効率アップの施工を実施している

・インバータ等を導入し印刷機械の省エネに努めている

・屋根や窓等に断熱コート・フィルム等を施工している

・照明の節電活動(昼休みや不在時の消灯等)を実施している

・高効率蛍光灯、インバータ証明器やLEDなど照明機器の省エネを勧めている

・クールビズ等の活動をしている

小ロット印刷

必要な物を必要な時に必要な部数で提供できる小ロット印刷も環境問題に対する1つの応えだと考えます。
通常印刷物は大量に印刷すればする程、単価が安くなるものですが、その分当然在庫は増えます。
商品カタログを例に挙げると、カタログを使い切ることなく改訂などを行った場合、在庫分は破棄しなくてはならず、ゴミの量が増え、それがCO2の排出量を増やす原因になります。
小ロット印刷ではその心配もほとんどなくなりますので、小ロットの印刷物はオンデマンド機による出力提案をお客様に勧めています。小ロット・在庫破棄にお困りでしたら、お気軽にご相談ください。